ボリウッド映画鑑賞記
Vol.45

Koi...Mil Gaya

監督:ラケシュ・ローシャン

出演:リティック・ローシャン(Rohit Mehra)
    プリティー・ズンダ(Nisha)
    ラケッシュ・ローシャン(Rohitの父、Sanjay Mehra )
    レーカ(Rohitの母、Sonia)
    ジョニー・リーバー(隣に住む警察官)
    ラジェット・ベジ(Raj)
鑑賞記

 今年のスーパーヒットはこれだねという感じです。
観るまえからストーリーが見えてしまう、脳みそがいらないヒンディー映画で、子どもからお年寄りまで安心してご覧くださいって感じです。リティックのパパのラケーシュが次なるリティックのために、がんばってプロデュースから監督まで手がけましたよ。父親役で出演もしてます。リティックは、あなたも未来はスキンヘッドなのねって思わせるところが悲しいけど。カホナ・ピアラ・ヘイに続くスーパーヒットになるか?なるだろうな、きっと。
 フォレスト・ガンプ、ET、ハリーポッターをミックスした感じのインド版ファンタジー映画とでも言いましょうか。ダンスも満載だし、プリティー・ズンダも可愛いし、久々の娯楽大作で、文句なしです。雨の中の滑る床でのタップダンスは、素晴らしいです。新境地ってわけでもないけど、障害者が主人公って言うところが、インドでは新しいかな?
 発達遅延の主人公が、いじめや差別に苦悩するときのレーカ・ママの目線の演技がとてもいいです。がんばろうね、意地悪をする相手を許そうねって含みのある目線でRohitを励ますのだ。もちろんひどい仕打ちには、母親が文句を言いにいくという場面もあるが、物言わずに励ます演技はさすがレーカ・ジーと、うなるのである。
 リティック・ローシャンの右手には親指が2本ある。インドでは、時々見かける遺伝のようでこういう遺伝子を持つの家柄があるそうだ。指が6本あるのはラッキーなことで、決して奇形と思われてはいない。だから本人も手術をしたり、隠したりしないけど、西洋化が進みインドの価値観も変わってきている中で、上流社会の子どもが通う学校で育ったリティックにしてみれば、この事を時には、ハンディキャップと思ったときもあったであろう。映画の中では宇宙人の指がリティックの指に似せて作られているし、恋人役のプリティー・ズンダと握手するシーンでは、指のハンディを感じさせないように、おもしろい握手の仕方をしている。リティックの今までの苦悩を映画の中でさりげなくいい意味で還元しているところも、パパの監督なればこそって感じだ。
 一緒に映画を見たリティック・ファンのみぃちゃん(6歳)は、この作品をとても喜んで観ていました。ヒンディー語がわからずとも子どもの感性ってすごい!ご家族揃ってどうぞ!!
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あらすじ

 コイミルガヤインドの宇宙開発事業団のアシスタントを勤めるSanjay Mehra(ラケッシュ・ローシャン)は、AUM(オーム)という記号を使って宇宙とコンタクトすると、なんと返事が来る。このAUM信号に呼び寄せられるようにUFOがKasauliの町へやってくる。UFOを目撃したSanjayは車の運転を誤り死んでしまう。助手席の妻のSonia(レーカ)が身重の体で車から放り出される。その衝撃とショックからか、生まれた子どもは11歳以上の知能を持たない発達遅延のある子どもRohit(リティック・ローシャン)だった。
 コイミルガヤ27年生以上に進級できず、体は大きくなってもいまだ進級できないRohitは、小さな子どもたちのヒーローである。Kasauliのごろつき、市長の息子は、Rohitと同じ年齢で、そろそろ結婚を意識する頃。Kasauliの町にやってきたNisha(プリティー・ズンダ)は、Rohitと出会い、コンピューターの操作を教えるうちに親密になる。Nishaにとっては、グズでのろまな、物足りないRohitなれど、彼の純粋な心に胸を打つものがあるからだ。
 コイミルガヤ3Rohitの父の古いコンピューターを操作するうちに、父が最後に宇宙と交信していた「AUM」をRohitが入力すると、再びコンプーターが宇宙とコンタクトしだし、町にUFOがやってくる。UFOのために死んだ父を思って、母はものすごく不安になり取り乱し、コンピューターの操作をしたことをひどく怒る。
訪れたUFOは、宇宙人を一人積み残して地球を離れる。残った小さな宇宙人を発見したRohitとNishaはJaaduと呼んで、彼をかくまうことにする。Jaaduから、視力、知力、筋肉パワーを授かるRohitは、どこから見ても健全な青年となっていく。ごろつきのリーダーRajとバスケットの試合でNisha争奪の決着をつけるときも、コイミルガヤ4Jaaduのパワーで、ちびっ子たちとRohitチームが圧勝する。
しかし、町の観光開発をたくらむRajの父の市長の追っ手にJaaduが見つかり、連れ去られる。パワー全開のRohitjは、ムキムキ筋肉で、敵を追い払いJaaduを宇宙に返すべく奔走する。JaaduはRohitやちびっ子仲間、Nishaの協力で再びUFOで宇宙に帰る。するとRohitのパワーも自然と消えて、元のRohitに戻るのだが…。心配ご無用、ヒンディー映画は必ずハッピーエンドなのです。結末は見てのお楽しみ!
(2003年8月10日)
 





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