![]()

| 10月31日(金) 「手段」 だいぶ前のことになるが、私の携帯に見知らぬアドレスからメールをいただいたことがあった。 「いつまでも他人の男を弄んでいると、あなたの夫に言いつけるぞ」という、半ば脅迫めいた内容のものだった。 冒頭に私の本名が書かれていたので、間違いメールではないことがわかる。 想像するに、私の男性の友人のうちの誰かの奥様か、あるいはカノジョさんが、何かの勘違いからやっかみを抱いて私にこのようなメールを書き送ってきたのではないかと思う。 私がこのメールの中でもっとも強く関心を抱いたのは、 「夫にいいつける」というくだりだった。 私の夫とどうやって個人的に連絡を取ろうというのか? 私の夫と連絡が取れる具体的な手段を知っているのだろうか。 私はその方法に、大いに興味があった。 我が夫は、携帯メールが使えない。 彼は機械モノが大の苦手なのだ。 携帯は会社から持たされているものとプライベート用の2台を常時携帯しているが、プライベート用のメアドをサインアップして取得してあげたのは妻である私だ。 しかし彼はメールの送り方はおろか、見方がわからない。 そのため、私が定期的に彼の携帯をチェックして迷惑メールを削除してあげている状態なのだ。 もうひとつ言えば、彼はメモリー登録もできない。 彼の携帯に入っているメモリーは、会社用プライベート用ともに、すべて私が登録してあげたものだ。 機械モノが嫌いな人なので、自宅にも専用のパソコンを持ってはいるが、ネットに接続できない。 会社ではパソコンを使って仕事をしているらしく、会社用のメアドをもってはいるのだが、社外には公開されていない。 しかも彼は、仕事柄たいてい社内にはいない。 緊急の用事がある時は携帯に電話を入れるが、この携帯が最大の問題なのだ。 彼は、携帯に出ないのである。 バイブもオンにしてあるのに、呼び出し音も鳴るように私が設定してやっているのに、彼は携帯に出ないのだ。 ポケットに携帯を入れる習慣がないため、いつも鞄の中に埋没させているのが原因である。 かかってきたことに気づかないらしい。 したがって、彼は一歩家を出たら、私にとっては行方不明者。 次に彼と連絡が取れるのは、夫の方から電話を入れてきた時と、帰宅した時だ。 私にメールを送ってきた見知らぬ女性(たぶん)は、夫にどうやって「言いつけ」ようと思っているのだろう? 自宅に送られてきた郵便物は、帰宅の早い私が毎日先にチェックしてしまう。 自宅の電話には、息子か私しか出ない。 こんな夫と、いったいどうやって連絡が取れるのか? いい方法があるのなら、教えて欲しい。 家族の私たちが、今も直面し続けている切実なテーマなのだ。 この上はもう、ダイアゴン横丁でフクロウでも買ってくるしかないかもしれない。 きょうも私は、夫に連絡が取れなくて困っている。 先ほど夫の携帯からかかってきた電話に息子が出てしまい、切ったあとで、用があった私があわててコールバックしたが、もう出ない。 人間性自体が圏外なのか、夫。 |
||
| 10月29日(水) 「宅配便」 近所にオープンしたばかりのコンビニに、宅配便で送る荷物を持って行った。 あらかじめ書いていった伝票を渡すと、学生らしき男性店員はやや緊張気味の面持ちで伝票を眺めながら言った。 「このお荷物はコウクウですか?」 コウクウ? コウクウって何よ・・・? 口腔? キョトンとしている私に、店員はもう一度言う。 「お荷物のお届けにコウクウを使いますか?」 私は思いきって聞いた。 「コウクウって何ですか?」 すると店員は真面目な顔で、 「飛行機に載せて運びますか?」 と言った。 東京から伊豆に荷物を送るのに、どうやったら飛行機に載せられるのか? 羽田から伊丹空港に運んで新大阪を経由して新幹線で浜松まで?? 「飛行機使わないですよね。送り先は伊豆だから・・」 と私が言うと、店員は無言のまましたり顔でレジ端末に何か打ち込んだ。 インパルスのネタじゃないんだから・・。 |
||
| 10月26日(日) 「蒸かし芋」 昼過ぎに庭に出て、妙なことに気づいた。 見知らぬ自転車が1台、我が家の庭においてあるのだ。 自転車の持ち主は大方予想がついた。 きょう、隣の家でちょっとした寄り合いがあったらしく、隣家の前の道路には午前中から自転車が何台も並んでいた。 おそらくはそのうちの1台が、何かの拍子に我が家の庭に紛れ込んでしまったのだろう。 夕方までには引き取りに来るんだろうな・・。 私と夫の自転車の間に挟まれて我が物顔で停まっている自転車を見ながら、私はそう思っていた。 しかし、夜になっても自転車はまだ我が家の庭に置き去りのままだ。 隣家の前にたくさん停めてあった自転車は、もう一台もない。 どうやら、この自転車の持ち主は、自転車を忘れて歩いて帰ってしまったものと思われる。 仕方なく私は、懐中電灯を持ち出して自転車に書いてある名前と電話番号を調べ、持ち主に電話をしてあげることにした。 電話に出た自転車の持ち主は、案の定自転車のことなどすっかり忘れていた。 我が家の庭にあることを知ると、呆気にとられた様子だったが、すぐに取りに行く、と言って電話を切った。 声の感じだと、初老の婦人という感じだ。 何を持ってくるかな・・・。 私はちょっとしたいたずら心で、彼女が来るのを楽しみに待っていた。 こういう場合、たいていの女性は手ぶらでは来ない。 すでに夜9時を過ぎてスーパーなどは閉まってしまっている。 私は別に何かが欲しかったのではなく、こんな時人はどんな物を手土産に持ってくるのだろうか?ということに興味があったのだ。 家の中で待つこと約15分。 自転車の持ち主は、やってきた。 これ、どうぞ・・・と私に差し出したのは、蒸かし芋だった。 なるほど、そう来たか(^^) 私だったら、今だったら、何を持って行くかなぁ・・・。 美味しそうに蒸けたお芋を手に、自分のキッチンをぐるりと見回した。 |
||
| 10月22日(水) 「ホテル三日月」 週末に、勝浦へ一泊旅行に行ってきた。 今回の旅行のメンバーは、学生時代の友人3人・プラスそれぞれの子どもたち5人。 総勢で8人だった。 宿泊は、勝浦三日月ホテル。 ホテル三日月といえば、昔は憧れのホテルだったものだが、時代の流れか、今はお手ごろな価格で泊まれるようになった。 嬉しい反面、なんとなく淋しくもある。 初日はホテルのクア施設で遊んだ。 ロッカールームの前で、男性用ロッカーに行く息子たちと別れた。 男の子はうちの息子と、友だちの5年生の息子さんの二人だけだ。 母親と娘たちは女性用ロッカールームで水着に着替える。 「このロッカー、100円かかるの?」 財布の紐が固い主婦3人はぶつぶつ文句を言いながら、100円玉を入れてロッカーを閉めて、ロッカールーム前に戻った。 そこで奇妙な光景を見た。 息子たち二人が、すべての着衣と靴まで抱えて、水着姿でうずくまっているではないか。 何してるの? 「100円もってないからロッカーが使えなかったの・・・」 彼らに100円玉あげるのを忘れてた・・・・(^^; 9月からスイミングに通い始めた息子は、温水プールで実に楽しそうに泳いで見せてくれた。 まったくのカナヅチだった息子が息継ぎをして泳ぐ姿を間近で見て、親ばかの私は感激である。 プールとお風呂のあとは、夕食。 バイキング会場はけっこう混み合っていたが、お料理はなかなか美味しかった。 食後はみんなでボーリングをして遊んだ。 息子にとっては生まれて初めてのボーリング。 浴衣の裾をバサバサさせながら、彼は終始笑顔であった。 二日目は晴天。 みんなでみかん狩りに出かけた。 みかん狩りも初体験の息子。もう興奮は頂点である。 最年長の6年生のお姉ちゃんから、 「調子にのってると怪我するよ!」と叱られるほどのはしゃぎぶりだった。 次はスキーに行こうね。 次の旅行の約束をして、東京駅で解散。 楽しい二日間だった。 |
||
| 10月17日(金) 「エンジョルノ」 エンジョルノを買った。 Jフォンのプリペイド携帯である。 私は現在auとH"を使っているが、夏に行った会津高原で両方のケータイが圏外地獄に陥り、唯一生きていた夫のJフォンに三日間すがらざるを得なかったという苦い思い出がある。 そんなわけで、プリペイドというかたちでJフォンを所有しようという決断に至ったわけだ。 明日から友だち3人と子連れで旅行に行く。 目的地は、H"が関東ではもっとも苦手とするブラックゾーン・千葉県である。 千葉ときては、auだってわからない。 意外なところで腰砕けになるのがauだ。これまで何度も泣かされてきた。 Jフォンだって信用ならないが、3つのキャリアが全滅するような所ならば、諦めて甘んじるしかないと割り切ることができるというものだ。 付け焼刃で、各種設定をする。 さしあたりすぐに使いそうな電話番号だけは登録しておかなければならない。 メアドも、もちろん。 スカイメールって、何よ? E-mail のことかと思えば、どうもそうではないらしい。 auで言うところの「Cメール」もスカイメールという名称で呼ばれるらしいのだ。 Jワールドに初めて足を踏み入れて、勝手の違いに戸惑い、イライラする。 生活習慣の違う土地に迷い込んでしまったような感覚だ。 どこの携帯がいいとか安いとかいうよりも、慣れたキャリアがいちばんいい。 これが、私の結論。 |
||
| 10月15日(水) 「ロールケーキ」 先週の土曜日に、夫がひとりで実家に出向いた。 夫の実家も我が家も23区内にあるものの、南北の端と端に位置するため、行き来するのは楽ではない。 片道、ゆうに1時間半以上かかる。 いきおい、年に数回しか訪ねることができない。 決して仲が悪いわけではないのだが。 実家から帰った夫は、おおきな紙袋を両手にさげていた。 実家から持たされてきた「おみやげ」だ。 おそるおそる中身を覗くと、意外なものばかりが出てきた。 おにぎり8個。各種お惣菜。そして、醤油。砂糖。ロールケーキ2本などなど。 醤油も砂糖も「特売だったから」という理由で買ってくれたらしい。 子どもは、いくつになっても子どもなのだ。親にとっては。 ロールケーキも特売だったのだろう。バニラとモカが1本ずつ・・。 我が家でロールケーキを喜んで食べる人間など、私だけだ。 賞味期限を見てみた。 15日。 私は、あと4日間のうちにこのロールケーキを2本完食するという使命を背負った。 来る日も来る日も、朝食はロールケーキ。 そして迎えた賞味期限。 ロールケーキは、まだ食べきれずにいる。 ロールケーキになんか、負けてたまるか。 私の甘い生活は、まだ続く。 |
||
| 10月8日(水) 「カブトムシ」 カブトムシが死んだ。 夏休みに参加した「森の遊学」でもらった、あの「アマガエルになりそこなったカブトムシ」である。(森の遊学参照) ここしばらく元気がなかったので、そろそろかな・・・と覚悟はしていた。 カブトムシはクワガタと違って、一年で寿命が尽きる昆虫なのだ。 固くなって動かなくなったカブトムシを見ながら、この子は幸せだったかな・・・と考える。 動物や昆虫を飼う時には、その子が自然界で生活していた時と同様、もしくはそれ以上の生活を保障する。 それが私のポリシーだ。 犬のような、自然界で生活したことのない動物でも、他家で飼われている子と比較して劣るような生活をさせたくはない。 いつもそう思って飼っていた。 この夏も、このカブトムシが会津高原の山で生活していた時と同等の暮らしを保障してあげたいと、最大限の努力をしたつもりだ。 大きな飼育箱を買ってあげ、餌を毎日交換し、適度にマットを交換して飼育箱を清潔に保つようにした。 ただひとつ、心残りだったのは・・・・。 つがいにしてあげられなかったことだ。 メスのカブトムシを買ってこようかな。 何度も、そう考えた。 しかし、メスのカブトを売っている場所が近所になかったことから、実現させてあげることができなかった。 メスを1匹買ってきたところで、相性が合うかどうかもわからないし。 そんなことも思った。 結婚したかったかな・・ ごめんね、カブトムシ。 もう動かないカブトムシを眺めながら、ちょっと懺悔の初秋。 |
||
| 10月6日(月) 「息子」 ふと思い立ち、息子が小さかった頃のビデオを見た。 3歳の時のハワイ。 小さくて本当に可愛い。 こういう感覚は、子どもをもって初めて知った。 単に小さいから可愛いのではなく、我が子だから可愛いのである。 しかも、我が子でありながら、もう手の届かないところにいる過去の息子だからなおのことなのかもしれない。 もっと抱っこすればよかったなぁ・・・ テレビの中の小さな息子を見ながら、おかしな後悔に苛まれる。 さんざん抱っこも頬擦りもしたはずなのに。 今現在の息子は9歳。 23cmというサイズの靴を履くような、大きな子どもになってしまった。 しかし、そんなきょう現在の息子の姿も、あと数年後になれば、「小さくて可愛い」過去の息子になることは目に見えている。 成長するのが楽しみな、我が子。 けれども、成長するのが淋しいのも我が子である。 まったく親とは、我儘なものだ。 |
||
| 10月4日(土) 「池袋」 また池袋に行ってきた。 サンシャインの噴水広場で行われた、はなわのライブを見に行ってきたのだ。 都民は入場無料のナンジャタウンにもまたまた入り、餃子とプリンとアイスで夕食である。 池袋がいたく気に入ってしまったらしい息子は、サンシャインに向かう道々、こんなことを言い出した。 「池袋って、近いね。ママ、ぼくは池袋の中学校を受験しようかな」 私も実は池袋にある私立女子高の出身である。 だから池袋には昔から親しみをもっているのだけれど、男子校というと・・・・・・。 立教・・? 「学校ないの?池袋には」 返事をしない私に、息子が聞く。 学校はあるけどね・・・ いっぱいお勉強しないと入れない学校だからね。 息子には、そう説明しておいた。 パパもいっぱい働かないと入れないし。 これは、言わずにおいた。 ナンジャタウンみたいに、都民は入学無料とはいかない。立教(^^; |
||
| 10月3日(金) 「9月のまとめ」 怒涛の9月が終わった。 ただ前だけを見て突っ走った一ヶ月だった。 大きな峠をひとつ越え、つかの間ホッとしている。 私が仕事に忙殺されている間に、息子は、スイミングで飛び込みの練習を始めていた。 つい先日、こともなげに飛び込みの仕方を語る息子の言葉に息を呑んだ。 飛び込み?いったいいつから・・・ 飛び込みって、プールサイドからバシャーンと飛び込む、アレ? まさか頭から飛び込んでいるの? 息子の言葉が信じられず、何度も確認してしまう。 たった2ヶ月前までの息子からは考えられないことなのだ。 ついこの前まで、まったく泳げなかったこの子が・・。 さらにきょうは、暗算5級の検定試験を受けるための院内試験に合格したとのこと。 来週早々に検定試験を受けるそうだ。 私がこの家に精神不在でも、息子は着実に成長している。 親はなくとも子は育つ、とはよく言ったものだと思う。 |
||
| 10月1日(水) 「都民の日」 都民の日である。 私も休みを取って、息子に一日つきあった。 息子の希望でナンジャタウンに行く。 都民の日にちなんで、都内在住、在学、在勤者は入場無料とあって、パーク内はたいへん混んでいた。 私と息子の目的は餃子スタジアム。 ナンジャの餃子はどれも、すごく美味しい。なぜか。 同時開催のアイスクリームシティとプリン博覧会で甘いものも堪能し、満足して帰路についた。 帰り道。 サンシャインの中を歩いていると、噴水広場が騒がしい。 近くに寄ってみると、今まさに吉本のお笑い芸人によるライブが始まるところだった。 それも、息子の大好きな「だいたひかる」が出る! 息子はあっと言う間に、するすると人混みをかきわけて、アリーナをゲット。 こういう時、彼の行動は異常にすばやい。 帰りの電車の中で、「楽しかったね!」を連発する息子。 タダのイベントばかりで、これだけ楽しめれば言うことなし。 安い一日だった。 |
||
|
|