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2月15日(日) 「ジャム」

買う時に、ちょっと嫌な予感はしたのだ。
やっぱり・・・。
ジャムの蓋が、開かない。
無農薬のクランベリージャム。
そのへんのスーパーではなかなか手に入らないものだ。
昨日、スキー帰りに駅構内のお土産屋さんで見つけ、さっそく買ってきた。
このジャムのびんは少し変わっている。
通常の蓋の上に、厚紙で作ったもうひとつの蓋がかぶせてあるのだ。
どうやって開けるんだろう?
レジでお金を払う時に疑問に思ったのだが、まさか開かないということはないだろうとたかをくくって、黙って買ってきてしまった。
しかしこれが、どうやっても開かないのだ。
まず、上の厚紙の蓋が取れない。
ねじってもひっぱっても押し込んでも、どうにもならない。
長い時間格闘した結果、最後はドライバーとはさみを持ち出して、なんとかこじ開けることに成功。
ふぅ・・・。
次は、中の本当の蓋だ。
いつものことだが、これがまた一苦労。
私のひ弱な力ではびくともしないので、いつものように熱湯をかけてなんとか開けた。
気の弱い人や病弱な人では開けられないかもしれない、このジャム。
なんとかならないのかなぁ・・・。
たかがジャム瓶に、自分の非力を思い知らされる。






2月8日(日) 「総合感冒薬」

風邪はだいぶよくなってきた。
昨日一日中悩まされた頭痛も、きょうはない。
昨日、生まれて初めて、市販の総合感冒薬というものを飲んだ。
夫がドラッグストアで買ってきてくれた「ストナ」という薬である。
これが、実によく効いた。

私はこれまで、風邪をひいた時は一も二もなくまずは耳鼻科にかかることにしていた。
風邪に関しては、市販薬など信じていなかったのだ。
だが今回は体調を崩したのが週末だったこともあり、クリニックにかかるタイミングを逸してしまった。
しかし風邪による諸症状がどうにも耐え難く、初体験の市販薬服用となったしだいである。
正直、こんなに効くとは思っていなかった。
薬を飲んで30分きっかり経つと、鼻水も頭痛も咽喉の痛みもすっかり消えてしまったのだ。
そしてそのまま回復に向かい、きょうは薬を飲まずとも元気に過ごすことができた。
ストナ様さまである。

市販薬がこんなに効くなら、病院になど行く必要なんかないじゃない。
昔から病院信者の私だが、今回はストナに軍配を上げてしまう。
ドラッグストアの薬の方が安いし待ち時間はないし、好都合であることこの上なしだ。
これまで信じていなかった総合感冒薬。
これも、食わず嫌いと言うのだろうか。





2月7日(土) 「線分図」

風邪をひいた。
20代の頃と比べるとだいぶ少なくなったものの、まだ年に一度くらいは寝込むような風邪をひく。

きょうは一日、息子を私の実家に避難させた。
塾通いが始まったばかりなのに、私の風邪をうつすわけにはいかない。
泊まっておいで、と息子の携帯に電話をして勧めたのに、息子は、夕食を食べたら帰る、と言ってきかなかった。

夜9時に、息子は実家の父が運転する車に乗って帰宅した。
帰るなり、彼は塾のかばんを開けてテキストを取り出す。
そして、
「思い出さなきゃ、線分図のやり方・・・」
などとぶつぶつ言いながら、息子は一心にテキストを見始めた。
「わかった、思い出した!これで安心だ」
にっこり笑ってようやくテキストから顔をあげた息子に、
「どうしたの?」
とたずねると、息子は、
「昨日塾で勉強した線分図のやり方をね、ちょっと忘れかけていたから気になっていたの。今テキスト見たら思い出したから、もう大丈夫」
と、さっぱりした表情で言った。

線分図とは。
数量の大きさを直線の長さで表し、数量の大小の関係をわかりやすくした図のこと・・・なのだそうだ。
この計算の仕方を忘れかけ、息子は実家で悶々としていたのだろうか。
なんと生真面目な息子だろう。
えらいね。
あなたは、本当にえらい。
その勤勉さが、受験で実を結ぶといいね。

この子がこれから歩む中学受験への道のりが、どうか穏かなものでありますように。
親ばかの母は、そう願わずにいられない。







2月2日(月) 「薬物アレルギー」

先日受けたドックの結果で一項目だけ要再検となっていたため、きょう総合病院で受診してきた。

私の問診カードをのぞきみ、ナースが言う。
「あ、ミノマイ禁なのね。私と同じだわ。あれは酷いわよねぇ。頭がくらくらして、手足が震えて、立っているのもやっとという感じ。寝込んでしまうほどひどいわよね」
私は、いくつかの薬に対してアレルギーがある。
ミノマイシンという薬がそのひとつで、服用するとたいへん重い副作用が出る。

ミノマイ禁の患者というのは、そう多くはないらしい。
私は、病院にかかる時は必ず問診表に「ミノマイ禁」と書くのだが、それをストレートに信じてくれないドクターがいる。
「本当なの?めったにいないんだよ、ミノマイがダメな人って。」
「どんな薬でも、多少の副作用というのはあるからね。そんなこと言ってたら、薬なんて何も飲めないよ」
こんなことを言うドクターが、この世に実在するのだ。
人の痛みや苦しみは、他人にはわからない。
それをわかることが本職であるはずの、医師でさえ。

私のミノマイ禁を「自分も同じ」と言ってくれたナースに、私は妙に親しみをおぼえた。
たったそれだけで、何の根拠もないのだが、この病院はいい病院だと確信してしまう単純な私である。






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