学童とは

学童保育とは

 働く女性が増えたり、核家族化が進むにつれ、共働き家庭や母子・父子家庭などでは、放課後や学校の長期休暇に子供たちをどうしようかと、頭を抱えている現状があります。まだ、一人で留守番をさせるわけにもいかず、仕事を続けたいのにやめざるを得なくなったといった話も聞きます。学童保育がある小学校区に住居を探して引っ越したという方もいます。「働くことと子育てを両立したい」との願い広がり、「うちの地域にも安心して子どもを入れられる学童保育がほしい」という願いから学童保育が生まれました。学童保育には、親の働く権利と家族の生活を守るという役割があります。 そして、今日、共働き家庭や、父子・母子家庭の増加で、学童保育の役割はますます重要になっています。
 学童保育に通う子どもたちは、そこを生活を営む場所として学校から通学団を編成して「ただいま」と帰ってきます。学童保育で子どもたちは、休息したり、おやつを食べたり、友達と遊んだりします。宿題もしたり、学童保育から塾に通ったり、おやつ買いにお店に行ったり、長期休みにはみんなで給食を作ったりと、家庭そのものの生活を送っています。 また、夏休みや休日には、父母も加わり楽しい行事を企画したりもします。親同士も子育ての悩みを相談したりできる場となっています。
 1973年にどろんこクラブができた当時は、学童保育自体を知らないか、「子供を学童に入れるなんてかわいそう」という時代でしたが、現在では法制化もされ、社会的にも認知されてきて、西小学校の実に1割以上の子供が学童に帰ってきます。しかし、まだまだ一部に偏見があるのも事実です。地域の方から苦言をいただいたりすることもありますが、地域との共存はとても大切なことだと考えており、子供たちにも教育をしておりますので、そういった機会を捉えて話し合い、学童保育を理解していただくようにしています。
 どろんこクラブでは、「子供が安全に過ごす」から、一歩踏み出し、「より豊かな放課後を過ごす」レベルの保育を実践しています。たとえば、少子化で一人っ子や二人兄弟姉妹が多い中、同級生や異学年の縦割り社会の中で子供たちはもまれ、自然と社会性を身に付けます。どろんこクラブは高学年になっても退所する子が少ないのが強みです。また、遊びもテレビゲームを禁止し、竹馬や、こまなどの伝承遊び、木登り、囲碁将棋、一輪車、裁縫や編み物などを取り入れ、”ゲームに遊ばされている”のではなく、遊びを通して考え、いろいろな力が身につくように配慮しています。そんな生活を子供たちはとても楽しんでいるようです。その証拠に、多くの父母の方が、夕食のとき子供に「今日何があった?」と聞くと、学校のことより学童のことばかり話すと言われます。そして、休日に一生懸命学童のために働く父母たちの姿を見た子どもたちは、自然と大人を信頼し、尊敬するようになります。
 このように、学童保育に通う子どもたちは、家庭でのみ過ごす子どもたちより、豊かな時間を過ごしているのではないかと思うことがあります。今後も父母、指導員が力を合わせ、子どもを中心に学童を盛り上げていきたいと思います。


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