ゼルコバ


これが東京?!誰もがそののどかさに感銘を受ける、自然のめぐみでいっぱいのお店。

ゼルコバ


以下、のどかな風景をお楽しみ下さい

八百屋さんもあります

カフェ

カフェに入ってみた

これがカフェのメニュー。
(字が潰れててすみません…)

ライスドリーム
お米で作ったミルクです

野菜盛り合わせをオーダー。
  ↓ 以下パンの紹介

バナナとくるみのパン

←断面

サツマイモのパイ

これがかの有名な「カンパーニュ」!

上より時計回りに
黒ゴマとくるみのパン
小豆のパン
ほうれん草のパン

スコーン(プレーン)

チョコスコーンもあり。



ゼルコバ再訪 〜〜 あれから1年


研修の帰り、大きなキャリーバッグを転がして歩いた東京の田舎。
あっという間に1年が経ってしまった。
週2回しか営業しない小さなパン工房は、リニューアル&代替わりを経て、週2回しか休まないお店になっていた。


窯焼きパン工房ゼルコバ

東京都立川市西砂町5-6-2
042-531-2392
10a.m.-5p.m.
休み:火、水
(野菜の販売は月、土のみ)


生き生きとした青葉の中に埋もれそうだった森の小路は、
少し散髪されて、光を受ける原っぱの小路になっていた。



こころ温まる空間への扉が開く。



ちっちゃい販売店と隣のカフェというスタイルのお店の構造は、ちょっぴり変わって、
カフェと一体の空間に存在するお店になっていた。
(元店舗は工房に吸収された模様)

 

お馴染みのパン、新顔のパン、魅力いっぱいのパンたちが私達を急かす。
「早く食べてみてよ」って。

ひととおりの買い物を済ませ、カフェに座る。
パンも早く食べたいけど、その前にもっと楽しみにしていたカフェメニューをいただこう。
野菜のサンドイッチ。
カフェのお兄さんが使っているパンと野菜を丁寧に説明してくれる。
そこにはお客さんへの愛と同時に、パンと野菜への愛が感じられた。
なんて嬉しい気持ちにしてくれる接客なんだろう。

左はジャガイモのパン。具はズッキーニに味噌とチーズを乗せて焼いたもの。
右はピタサンド。胚芽ピタに蕪、胡瓜、トマト、レタス。
 
2人で1つのオーダーだったので、
「2つに切っていただけますか?多少崩れても構いませんので・・」
と無理をお願いしたところ、快く承諾していただけた。
数分後・・・・


ぴったり2つに半分こ。
半分仕様に綺麗に盛り付け直されたお皿が戻ってきた。
なんて素晴らしい接客なんだろう。
幸せな気持ちがさらに大きくなっていく。


さっそくいただきます!
ひゃぁーーー野菜の味が美味しい。
パンの味が美味しいのは当然のこと、野菜の味の強さに集中力が注がれる。
青臭さの残る濃いトマト、瑞々しい蕪に、しゃきしゃきのレタス。
甘いズッキーニ。
どれも「野菜の味」がするのだ。
パン屋さんに来て、野菜の味に感動することがあっただろうか。

カフェ仕様のはちみつスコーンは丸い形をしている。
窯で温めてもらって表面はサクサク。。
中はホコホコ。温度によりハチミツの香りが放たれている。
付け合せのジャムは和の味のするかんきつ類の皮の味。
(何の果実から生まれたのだろう。聞いておけばよかった。)


コーヒーもこだわりの味。
この景色とコーヒーだけ味わいにここに来てもよいなと思わせる。


とは言いつつ、ここに来たらこれを食べなきゃ意味が無い。
野菜のカンパーニュ。
今日の野菜は人参、蕪、ズッキーニ、ジャガイモとカランツ&クルミ。

リニューアルに伴い、それまでパンを焼いていたお母さんはリタイアされて、娘さんがパンを焼いている。
お母さんのパンは母の愛がこもった優しい味の柔らかいパンだった。
娘さんのパンは自然の力が伝わるがっちりしたパンである。
同じ姿をしていても、中味は違う。

あまりの感動に、体中から汗が吹き出てきたこのパンは、イチジクとクリームチーズのパン。
とろける迄煮詰められた甘いイチジクとNYチーズケーキのように濃厚なクリームチーズ。
(同伴の友は「クリームシチューのよう」と言っていたが、本当にそれくらい強い味のチーズである)
小麦ふすまのパン生地は富ヶ谷Lの味を引き継ぐ、塩味、酸味のある男性的な強さを持つ。
これら3つの素材が1つに合わさることに大きな意味がある。
これまで出会ってきた数々のいぢじくパン達をはるかに超える印象的なイチジクパン。
行儀が悪いと何と言われ様が、黙ってなんか居られない。
これを食べきるのと、感嘆の言葉を発するのに、私の口はてんてこ舞いであった。


ココアとくるみのパン。
これだけが例外的にソフトなパン。
甘さはほとんどなく、渋いコクのあるココアのパンである。


ジャガイモのパン。モッツァレラチーズ入りの方。
サンドイッチになってたのが、モッツァレラなしの方。


ラムカランツとくるみのプチ。


野菜カレーパン。
夏野菜の恵みがいっぱいにつまっている。


バナナのパン。
リニューアル後も変わらず美味しい幸せを与えてくれる。


はちみつスコーン。
お持ち帰り用は、棒状にカットされている。
サクサクのカフェ仕様とは違い、しっとりバターの馴染んだタイプ。
ゆっくり一噛みずつ味を楽しむのに最適なかたちをとっている。

美味しいパン、野菜、水、空気と心温かい人たちの集まる場所。
心が洗われるようなそんな空間に、できることならずっと日が暮れるまで居たい。
しかし、忙しなく立ち去らざるを得なかった。本当に残念。


しかし、ひとときのくつろぎを楽しんだ後、もっともっと素敵な出来事があったのだ。


ゼルコバのもう一つの名物が、「畑の野菜」
今は月曜日と土曜日に可愛く並べられている。


EM農法と言って、微生物の力を借りた有機農法で作られた野菜。
しかも作り手の見える野菜。
安心・安全の究極の形である。


まずびっくりしたのが、ズッキーニ。
とにかくおっきい!!ゴーヤサイズ!
黄色いのもズッキーニ。サンドに挟んであったあのズッキーニだ。
緑に比べると、柔らかくて甘いんだって。


次はらっきょう。
小生恥ずかしながら、生のらっきょうを初めて見たのだ。
生のままお味噌を塗って食べても美味しいらしい。
よし、美味しいお味噌買って来て食べてみよう。


なんとも不思議な姿をした「コールラビ」はキャベツと蕪の相の子だって。
全体のシルエットは蕪だけど、「実」の部分の色や感触は確かにキャベツ。
どんな味がするのだろう。
そんな好奇心も手伝って、私は大阪まで持ち帰ることに決めた。


あと紫玉ねぎを買って、たったの550円。
農薬と化学肥料の使用に拘らないスーパーの野菜だって、こんな値段じゃ買えないよ。


母娘らしいお2人が「八百屋さん」を務めている。
一瞬見ただけで、心温かさの伝わる優しい表情をされている。
先に書いた野菜の説明もお2人より伺った。
野菜のお話をされるその表情、口調、ことばからは野菜への愛情が溢れていた。

今から大阪に帰る旨を話すと、せっかく遠くからいらっしゃったのだから、、とミニトマトまで頂いてしまった。

「大阪までいってくるんだよ〜」

野菜たちを袋につめながら、優しく声を掛けるお母さん。

ここの野菜が美味しい理由。
農法や環境に拘っているのはもちろんであるが、さらに
我が子へ注がれる母の愛が詰まっているからだと私は確信した。



大阪までやってきた野菜たちでマリネを作ってみた。
また一つ愛を見つけた。